中期計画

第1期中期計画(2022年度~2024年度)

コンセプト:
「地方分権・広域行政」「三方よしに基づく経営哲学」は、関経連(関西)が長い年月をかけて築き上げたあらゆる活動の根底にある考え方であり、地盤である南極大陸に根付く厚い氷床に例えられる。その上部に位置する重点事業は、経済・社会構造の変化に合わせて新陳代謝していくで表している。第1期中期計画の期間においては、歴史にもとづく伝統、文化の集積、多彩で豊かな自然環境や、進取の気質、自主自由、面白さを評価する気風といった関西スピリットなど関西の強みを生かしながら、事業の成果を着実に積み上げていく。2025年大阪・関西万博の機会を捉えてこれらを発信し、その先の関西経済の新たな発展につなげていく。



2025年大阪・関西万博
イノベーションエコシステム
DX
雇用労働・D&I
グローバル・アジア
産業プラットフォーム
都市・観光・文化
環境エネルギー・GX
スポーツ
三方よし・民の力
地方分権・広域行政
経済財政
国土・インフラ

採用案内


2025年4月入局者の募集を開始しました。


2025年4月入局職員 募集要項

1.応募資格者
  2025年3月に4年制大学・大学院を卒業・修了見込みの方、
  または、2022年3月~2024年3月に4年制大学・大学院を卒業・修了の方


2.採用予定人数:若干名


3.事業内容:
  経済問題の調査研究、政府・その他関係機関への建議、地域振興・産業振興に係るプロジェクト推進
   ■各種委員会の活動
   ■国際会議、講演会・懇談会の開催
   ■内外経済団体等との交流・連携活動
   ■機関誌等の編集発行 など


4.勤務条件
  (1)職  種/総務・経理、秘書・広報・編集、経済財政・国土政策・産業政策・国際交流・労働政策などに関する業務
  (2)勤務時間/09:20~17:30
    ※勤務時間は08:20~18:30までの間の7時間10分
  (3)休憩時間/12:00~13:00
    ※休憩時間は11:30~13:30までの間の1時間
  (4)勤 務 地/大阪市
  (5)給  与/大卒   月給230,000円
         修士了  月給250,000円
         ※2023年4月初任給実績
          昇給年1回、賞与年2回、通勤費全額支給
  (6)休  日/完全週休2日制(土日)、国民の祝休日、年末年始・夏季特別休日
  (7)休  暇/勤続1年未満 14日、勤続1年以上 20日(翌年度繰越可)、
         半日休暇制度有、慶弔等の特別休暇 等
  (8)福利厚生等/各種社会保険、自己啓発補助制度、大学院(社会人枠)受講補助制度


5.提出書類
  OpenES、成績証明書、卒業見込証明書


6.応募方法
  リクナビからエントリーください。
  説明会等の開催情報はリクナビを通じてご案内をさせていただきます。


7.問合せ先
  総務部 半田・太野垣(たやがき) ℡ 06-6441-0101




関経連の使命・役割

戦後間もない1946年、日本経済再建のために、企業家精神旺盛な関西の経済人によって 「産業人の自由なる創意と活潑なる活動を促進する綜合研究機関」として関経連は設立された。 その精神をいま一度確認し、以下の使命および5つの役割を担っていくとの意気込みのもと、ファーストペンギンの心意気を発揮して積極果敢に挑戦し、求心力を高めつつ、このたび新たに掲げる関西のありたき姿を実現していく。



使 命

常に関西全体を意識し、委員会などでの企業人の活発な議論を源泉に、先取性や独自性に富んだ調査研究活動を行い、これに基づく政策提言や実践的アクションにより、関西から日本経済、ひいては世界の発展をめざしていくこと

役 割

ビジョンとロードマップの策定
ビジョンとロードマップの策定

各テーマにおいて、関西における各関係者が一体となってめざしていくべきと考えるありたき姿、およびそれを実現するために必要な取り組み方向性や方策を、ビジョンやロードマップとして策定し、各方面にて共感を得るために発信していく。






思い切った政策提言・実現に向けた働きかけ

現場から生まれる会員の真の声と時代を先取りする視点を踏まえて調査研究を実施する。これをベースとして、経済財政や環境・エネルギー、企業法制、雇用労働などの国家的なテーマにおいて、世に一石を投じる課題提起を意識した独自の付加価値ある政策提言を行い、実現に向けて精力的に関係者へ働きかける。

思い切った政策提言・実現に向けた働きかけ




実践的アクション

関西のありたき姿の実現に向けて、意見発信や提案するだけでなく、関経連がやらなければ誰がやるという気概で自らが当事者となる。各テーマにおける具体的な仕組みやプロジェクトを検討し、さまざまな関係者に呼びかけつつ具体化し、実践していく。






関西の総意形成や地域が一体となった取り組みの先導

「ONE 関西」の視点のもと、その時々において関西が直面する重要課題についてリーダーシップを発揮して、関西の自治体・経済界がそれぞれ持つ思いを調整し、関西としての総意形成に貢献するとともに、関係者が一丸となった取り組みを先導する。

関西の総意形成や地域が一体となった取り組みの先導




アジアを中心とした グローバルな交流
アジアを中心とした グローバルな交流

日本と各国との緊密な関係構築の一翼を担うとの決意のもと、世界各国、特に歴史的・地理的に緊密な関係にあるアジア各国とのネットワークの形成・活性化などを通じて双方向のつながりを強化するとともに、あらゆる機会を通じて関西をグローバルに発信していく。






創立趣旨・思い

創立の経緯

「関西財界の意見を集結し、表明する独自の総合経済団体を設立しようとする動きは戦前からあったが、実現しないうちに終戦を迎えた。東京では1946年8月、日本経済連盟会が解散して経済団体連合会(現在の日本経済団体連合会)が発足した。そして関西でも京阪神を中心とした総合経済団体の設立に向けた動きが具体化し、10月1日、関桂三氏を初代会長として関西経済連合会を設立した。」

創立の趣旨

 日本経済再建の基底は戦災の復興であり、産業の急速なる振興であることは論を俟たない。然るに現実の姿を観るに戦時中我国産業は世界経済より完全に孤立し畸形的自給自足体制を余儀なくせられ、加ふるに長年に亘る凡ゆる産業の軍需生産集中の結果は、産業構造として極めて跛行的なる不自然状態を露呈し、更に敗戦に基づいて生じた経済秩序の破壊と虚脱状態は、一種の経済恐慌現象をもたらしたと見るべきであつて、これを如何に整理し常道に引戻すかはなかなか容易なことではない。然し乍ら斯る混乱を脱却して経済機構の新しき姿及び正しき理念に基く再建設は我々産業人に課せられた重大使命であつて、その実現に幾多の困難を予想せらる丶が、我々としては飽迄将来の希望を強く期待して止まないものである。
 経済再建の諸施策については政府の措置に俟つべきもの多大であるが、又一方経済民主化への転換を急速且つ適確ならしむる為には、産業人自らの主観的判断に基く旺盛なる企業心を振起し、之が総意の結果を具現化するの要亦切なるものがある。
 即ち新しき復興経済に対する指導性の確立は、産業人を基本母体として始めて科学的なる平和経済の育成を促し得らる丶ものと信ずるのである。之が為には業界に於ける凡ゆる産業人の常に緊密なる連繋と、隔意なき意見の交換を求め、十分且つ合理的な考慮と実行力とを盛り上げた同志結合機関の存立を期待せねばならない。
 如上の趣旨に則つて、今般広く関西一円の経済団体、法人個人を打つて一丸とし、重要財政経済問題に対し周到適切なる科学的検討を加へ、産業人の自由なる創意と活潑なる活動を促進する綜合研究機関として本会の設立を発起した次第である。
 固より関西産業人の互助提携を基盤とした親睦団体であつて、自由なる討議と中正なる判断とに依り、産業人の総意を産業復興の促進に指向して自主的経済体制の確立を助成せんとするもので政治的性格は毫末も之を帯びてゐない。
 而して東京都に於て新たに発足したる経済団体等とは、常に緊密なる連絡を図り、積極的に協力せんとする建前であつて東西相呼応して共々に新生日本の経済再建に寄与せんとするものである。 茲に関西産業人の絶大なる協力と支援とを得て有力なる自主的経済団体の発展と其の育成を念願して止まない次第である。

以 上

発会式

吉田 茂 首相が出席 創立直後の1946年10月14日には、時の内閣総理大臣、吉田茂氏を来賓に迎えて盛大な発会式を挙行した。
関桂三 初代会長の挨拶 「あらゆる経済団体、会社、学識経験者が打って一丸となり、常に緊密なる連繋の下に相協力し、自主的活動を推進して業界の溌剌たる総意と責任感とを以て我国経済の安定復興を図らねばならない。」

「創立にかかわった経済人の熱き思い」

関経連の創立にかかわった経済人たちは、どのような思いからその立ち上げに動き、そこに何を期待したのか。
彼らの根底にあったのは、関西経済界として独自の意見を発信し、戦後復興に邁進する日本経済のためになすべきことをなさねばならない、との強い思いであった。
*各氏の発言内容は「経済人」1951年10月号、1956年10月号からそれぞれ抜粋

創立の契機

関西経済界は統一した意見の発信ができておらず、また発信しても政策などに与える影響が乏しいとの危惧が多々あった。そこで、関西経済界独自の意見を表明するために、統一した組織を作る必要があった。

関桂三 関経連初代・第4代会長
関桂三 関経連初代・第4代会長
関西独自の機関を持ちたい

(日本)経済連盟(会)は形式的には関西をさう軽視はしなかったが、例へ ば財界の意見を最後にまとめるとか言ふ事になると、...関西の意見が或は修正されたり又は握りつぶされることもあったため、関西独自の機関を持ちたいといふ気持が云はず語らずの裡に関西財界にあつたと思ふ。

岩井雄二郎 元関経連常任理事
岩井雄二郎 元関経連常任理事
東京に対する大阪的なセンスを守る

関経連創立の折の一方針として東京に対する大阪的なセンスを守ると云ふ 考へ方があったように思ふ。この小さな国で東京だの大阪だのと対抗的に考へるのは滑稽とも云へるが、一方人口から云へば世界でも相当上位の大国だから物の見方に相当幅の広い違ひがあっても良い筈だ。

飯島幡司 関経連第2代会長
飯島幡司 関経連第2代会長
戦争中大阪はずいぶん東京に引摺り廻されましたよ。

戦争中大阪はずいぶん東京に引摺り廻されましたよ。政府というものを背景にしてね。大阪はその為に非常に苦労をしました。さういふものに対する一種の"これではいかん"といふ気持ちが盛り上がったことが、この会が出来た主要な理由だと思ふな。

創立時の志

関経連の創立にあたっては、決して関西のことだけを考えるのではなく、独自の調査研究に基づく自由な討議と検討をもって日本経済全体に貢献したいとの強い思いを持つ人々が集った。

岡橋林 元関経連顧問
岡橋林 元関経連顧問
国家経済の施策に力強い参考資料の提供をなすべき

真の関西経済人が根を張つて研究と体験に基いた信念の持てるオピーニヨン を作り、国家経済の施策に力強い参考資料の提供をなすべきであるといふのが私達の念願であった。

加藤正人 元関経連常務理事
東京に対する大阪的なセンスを守る

何んでも東京、かんでも東京であつたのでは一旦関東震災の様な事件が起ると全身不随のやうな境遇に陥ることになるからなるべく文化のセンター、智能の源泉を複数になし其間相互に切磋琢磨して行くことが日本国全体のためだと思ふのである。

菅野和太郎 元関経連常任理事事務局長
東京より独立した関西財界の意見を発表することが我国経済に却つて寄与する

総べて東京財界に追随する必要もなく、東京財界より独立した意見を関西財 界も発表して然るべきであると考へさせられたものである。否な東京より独立した関西財界の意見を発表することが我国経済に却つて寄与することもあると確信するに至つたことが関西経済連合会を産ましめた一原因でもある。

創立後の動き

発足後は、各地での意見交換を通じて多くの財界人の声を集約し、活動を展開してきた。

加藤正人 元関経連常任理事
生きた問題を掲げて所謂関西の特徴と言ふべき、何等捉はれざる論議を展開

各委員会の協力により、時を移さず堂々の論陣を構へ、又業界の指導者である会員諸君が一団となって、近畿は物申す迄もなく遠く九州、四国、山陰、中国、北陸、中部...迄出開帳を行って、生きた問題を掲げて所謂関西の特徴と言ふべき、何等捉はれざる論議を展開している姿は洵に目覚ましくも、また心強い限りである。

古田俊之助 元関経連顧問
古田俊之助 元関経連顧問
「関経連」の意見は財界人の真の声

東京の経済団体の行き方を見てゐても政府の意を体し、財界特有の意見は割合にでてゐない様に思ふ。此れに比して「関経連」の意見は財界人の真の声として実に効果的に現はれてゐる様に思ふ。例えばシヤウプミッションに対する、税制改革の意見の如きは明瞭に民間の意見を率直に披瀝してをり、その結果は十分にシヤウプ勧告案に取り入れられてゐた様に感じ、強く吾々の記憶に残ってゐる。 (中略) 日本の自立経済達成の為に一さう視野を広くし、内外の状態に対し調査と研究を綿密周到にされ、他の経済団体と相連携し本会創立当初の使命達成に邁進されん事を切望して止まない。

関経連のあゆみ

HISTORY

関経連70年の歩み

2017年3月発行

アクセス

〒530-6691  大阪市北区中之島6丁目2番27号(中之島センタービル30階)
TEL: (06)6441-0101   FAX: (06)6443-5347


交通

【市バス】
●JR大阪駅前から:53番(船津橋行)終点船津橋下車すぐ
●淀屋橋から:88番(天保山行)土佐堀三丁目下車徒歩約3分


【電車】
●京阪電車:中之島線「中之島」駅下車 徒歩約5分
●地下鉄:千日前線・中央線阿波座駅下車 9番出口 徒歩約7分

●JR環状線:野田駅下車 徒歩約10分


【お車ご利用の場合】
●阪神高速神戸線中之島西出口

東京事務所

〒107-0051  東京都港区元赤坂1-3-13 赤坂センタービルディング 10階
TEL: (03)3403-3850  Fax: (03)3403-3851

交通

● 銀座線・丸ノ内線 「赤坂見附駅」B出口から徒歩4分
● 半蔵門線・南北線・有楽町線 「永田町駅」7番出口から徒歩7分

年次報告



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(2009年5月25日現在)

関経連概要

関経連概要

名 称 公益社団法人 関西経済連合会
設 立 1946年10月1日
公益社団法人移行 2011年4月1日
会員数 会員数 計1,320(2024年5月27日現在)
社員会員851
(法人会員584、団体会員138、個人会員28、特別会員101)
パートナー会員469

社員会員

パートナー会員

シンボルマーク

シンボルマーク
<シンボルマークの意味>
  • 関経連の英文名称(Kansai Economic Federation)の頭文字をもとに1988年にデザイン
  • 「鳥」の形を重ね合わせ、躍動感、スピード感、明るい未来への飛躍・発展をイメージ
<カラー>
  • 色合い:深い縹色(はなだいろ) 深縹(こきはなだ)deep blue
    日本の伝統的な色の一つで藍で染められるが、紺よりは浅い藍色
    カラーイメージとしては明るい海、水の色
    藍色は色が移ろいにくく、褪せにくいという優れた特徴を持つ。
    そこから、「確固たる信念を持ち、時代とともに変化しつつも、変わらないものを持ち続ける組織」のイメージ

事務局組織