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会長コメント

「経済財政改革の基本方針(骨太の方針2007)」に関するコメント

2007/06/19
(社)関西経済連合会
                    会 長 下妻 博

1.安倍内閣初となる「骨太の方針2007」は、小泉内閣の構造改革路線を踏襲したものとなった。 その中で、アジア・ゲートウェイ構想の推進に向けて、国際拠点空港である関空の最大限活用が盛り込まれたことを評価している。また、格差拡大など、生活に密着した問題に配慮した再チャレンジ支援を打ち出したことも併せて評価したい。


2.一方で、昨年策定された歳出歳入一体改革の実現に向けては、焦点の社会保障について踏み込み不足である。政府には、所得の把握と社会保障制度の一体的 な管理につながる納税者番号制度導入などの具体策を盛り込み、成長・活力重視と構造改革の二本柱を軸に課題解決の実現に全力で取り組んでいただきたい。


以上