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会長コメント

COP16(国連気候変動枠組み条約第16回締約国会議)の結果に関するコメント

2010/12/13

社団法人 関西経済連合会
会長 下 妻  博


今回のCOP16では、一部の国しか義務を負わない「京都議定書の延長」案に対して、政府は毅然とした態度でこれを受け入れず、延長反対を貫徹されたことは評価したい。
今後の国際交渉では、引き続き、政府が掲げた「すべての主要国の参加による意欲的な目標の合意」、「公平かつ実効性のある国際枠組みの構築」が「前提」であるとの基本原則を貫徹し、これまで以上に断固たる交渉を進めていただきたい。
あわせて、わが国の中期目標について、政府は、改めて専門家による国際的公平性や実現可能性の検証を行い、国民的議論と合意形成を図っていただきたい。