トップページ > 関経連からの発信 > 会長コメント > 2018年度政府予算案に関するコメント

会長コメント

2018年度政府予算案に関するコメント

2017/12/22
公益社団法人関西経済連合会
会長  松 本 正 義


 本日、2018年度予算案が閣議決定された。

 予算の総額は過去最大となったが、景気回復による税収増を背景に歳入面で財政規律に配慮するとともに、歳出面でもメリハリを効かせたバランスのとれた内容で、高く評価している。

 具体的には歳入面では、税収増等により、当初予算に比べて新規国債発行額が8年連続で減少となった。財政健全化を着実に進めていくためにも、政府には、プライマリーバランス黒字化に向けた道筋を早急に明示するとともに、消費税率を予定通り2019年10月に10%に引き上げていただきたい。

 歳出面では、まずは2025年万国博覧会の大阪・関西誘致について、予算を確保していただいたことに地元関西として心強く感じている。地元関西としても、万博誘致実現に向けて、全力を尽くしていく。
 また、関西の交通・物流インフラに関して、北陸新幹線の敦賀以西ルートの詳細調査や高速道路のミッシングリンクの解消、関空の出入国管理体制充実・強化のための予算が手当てされたことを歓迎する。

 政府には、引き続き、安倍総理の強いリーダーシップのもと、財政健全化と経済成長の両立に向けて、しっかりと取り組んでいただきたい。

以  上