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会長コメント

「骨太の方針」・「成長戦略実行計画」の閣議決定に関するコメント

2019/06/21
公益社団法人関西経済連合会
会長  松 本 正 義


 本日、「骨太の方針」および「成長戦略実行計画」が閣議決定された。わが国の持続的な経済成長の実現と財政健全化を目指した手立てとして評価したい。

 経済財政運営については、2025年度をPB黒字化目標年度とすることや本年10月の消費税率10%への引き上げが改めて明記されたことを歓迎する。消費税率引き上げにあたっては、すでに政府においてさまざまな需要変動の平準化策が講じられているが、引き続き、経済への目配りをお願いしたい。

 さらなる経済成長に向けては、2025年の大阪・関西万博の開催準備に向けた政府の支援が明記された点を心強く感じている。万博開催地である夢洲が「未来社会の実験場」となるよう、大胆な規制緩和が可能となるスーパーシティ構想のような制度の整備をお願いしたい。
 加えて、広域高速交通ネットワーク、スポーツ、観光、健康・医療、スタートアップ・エコシステムの構築など、関西経済の発展につながる取り組みが幅広く盛り込まれたことを評価したい。

 また、多様で柔軟な働き方の実現に向けて、雇用の多様性や流動性を高める方向性が示されたことを評価している。企業や働き手の自主性を尊重するような施策が展開されることを期待する。

以  上