会長コメント
2020年度政府予算案に関するコメント
2019/12/20公益社団法人関西経済連合会
会長 松 本 正 義
会長 松 本 正 義
本日、2020年度予算案が閣議決定された。景気の減退が懸念される中、補正予算とあわせた15か月予算が講じられ、心強く感じている。
個別項目では、昨年につづき、2025年大阪・関西万博の開催に関する予算が確保された。地元・関西としてもしっかりと準備を進めていく。
関西の交通・物流インフラに関し、北陸新幹線の金沢・敦賀間の目標時期での確実な開業に要する経費や新大阪駅のネットワーク充実を図るための調査費用が盛り込まれたほか、高速道路のミッシングリンク解消、関西国際空港の機能強化や神戸空港の運用時間延長などに関する予算が手当てされたことを歓迎する。
また、2025年度のプライマリーバランス黒字化をめざす政府の財政健全化目標が堅持された点についても評価している。ただし、わが国の財政は医療・介護費をはじめとする社会保障関係費の膨張など構造的な課題を抱えており、社会保障制度改革に聖域を設けず取り組んでいただきたい。
政府には引き続き、安倍総理の強いリーダーシップのもと、財政健全化と経済成長の両立に向けて、しっかりと取り組んでいただきたい。
以 上
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