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会長コメント

2021年度政府予算案の閣議決定に関するコメント

2020/12/21
公益社団法人関西経済連合会
会長  松 本 正 義



   

 本日、2021年度予算案が閣議決定された。過去最大の予算額となったが、新型コロナへの対応に係る措置が十分に手当てされるとともに、今後の成長分野への投資を強く意識した内容となっており、経済界としても心強く感じている。今後、政府には、ワイズスペンディングをより一層徹底し、効果的・効率的な支出を心掛けていただきたい。

 個別項目では、2025年大阪・関西万博の開催に向け海外招請や会場へのアクセス機能確保等に関する予算が措置された。地元・関西としてもしっかりと準備を進めていく。
 関西の交通・物流インフラに関しては、高速道路のミッシングリンク解消、関西国際空港の機能強化などに関する予算が手当てされたことを歓迎する。
 北陸新幹線については、着実な整備が明記されたが、2023年度初頭の敦賀~大阪間の着工と2023年度中の敦賀開業に向けて、2022度以降も確実に予算措置されるよう望む。

 また、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、水素技術の実証・開発支援など、エネルギー転換に対する予算が重点化されたことを歓迎する。

 政府には引き続き、足元のコロナ禍の克服とグリーンやデジタルを先導役とする中長期の成長に向け、しっかりと取り組んでいただきたい。

以  上