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会長コメント

2025 年度政府予算案の閣議決定に関するコメント

2024/12/27
公益社団法人関西経済連合会
会長  松 本 正 義



   

 本日、2025年度予算案が閣議決定された。先般成立した補正予算と一体で、わが国経済を強力に推進し、成長型の新たなステージへ移行させるために必要な措置が講じられたものであり、経済界としても心強く感じている。他方、3年連続で110兆円を超え、過去最大の予算規模となったことから、より一層のワイズスペンディングの徹底をお願いしたい。

 個別項目では、2025年大阪・関西万博の開催にあわせ、「未来社会の実験場」のコンセプトの下、モビリティ、エネルギー・環境、デジタル、ライフサイエンス、中小・スタートアップの魅力発信など、社会課題の解決につながる技術の実証・実装に向け、各予算事業が活用されることを期待している。また、カーボンニュートラルの実現に向けて、GX・省エネ投資の推進、原子力や再生可能エネルギーといった脱炭素エネルギーの供給拡大に関する予算が措置されたことを評価している。

 政府には引き続き、「賃上げと投資が牽引する成長型経済」への移行に向け、投資の促進・イノベーション力の強化に力強く取り組むことを期待している。経済界としては、引き続き生産性向上やイノベーション創出、そして適正な価格転嫁や力強い賃上げの流れの継続を通じ、幅広いステークホルダーへの成果の適正な分配を実現し、経済・社会の発展に貢献していく。

以  上