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2021年度

2021.09.28

労働政策委員会 有識者との意見交換会を開催

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 9月17日(金)、労働政策委員会では、中央大学経済学部研究科委員長・教授の阿部正浩氏を迎え、「コロナ禍の経験を踏まえた、今後の災禍時における雇用施策のあり方」をテーマに意見交換会を実施した。
 まず、阿部氏は、コロナ禍における雇用調整助成金を中心とした雇用対策について、失業抑制には効果があったとした上で、コロナ禍が長期化するなかで、構造の変化に伴う失業の増加が懸念されることを指摘した。それらをふまえ、今後の雇用対策について、労働移動支援の強化や、雇用保険財政の枯渇化への対応などの問題提起がなされた。
 その後の意見交換では、「雇用対策は、失業が発生する要因によって切り分けて考える必要がある」「コロナ禍が企業の経営にどのような影響を与えたか、雇用保険以外の経済施策も含めた検証が重要」といった意見があがるなど、活発な議論が交わされた。