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2022年度
2023.01.31
企業制度委員会講演会
1月19日(木)、企業制度委員会では、早稲田大学商学部のスズキトモ教授を講師に迎え、「『新しい資本主義のアカウンティング』株主第一主義への反省と適正分配経営の推進」と題した講演会を開催した。
講師は、過去20年間の日本企業の「利益」と「株主還元」は増加した一方で、従業員給与やR&Dにかかる設備投資が減少しており、資本市場の逆機能が生じている点が問題であると解説した。
また、人口減少が進む成熟社会である日本では、サステナブルな成長を可能にする適正分配が必要であると説明し、人件費の削減により「利益」の最大化をはかるのではなく、多様なステークホルダーに付加価値を適正に分配する「適正分配経営」を行うことが重要であると訴えた。