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2022年度
2023.03.21
評議員会を開催
3月6日(月)、東京大学定量生命科学研究所の小林武彦教授を講師に迎え、「ゲノム研究から考える生物の生死について」と題して評議員会を開催した。
講演では、遺伝情報(ゲノム)が壊れ、作り変わり環境に適応することで生物が進化する一方、壊れたゲノムは完全に修復されることはないため、老化や死が存在するとの説明があった。
また、サルからヒトに進化する過程でほかの哺乳類ではほぼ見られない長寿化が進んだ背景には、年長者の経験や知識が集団での生存へ有利に働いたからではないかと解説された。
さらに、AIと人との将来については、AIがどれだけ人を理解できるかが共存の鍵であり、そのためには人とは何かを問うことが幸せの価値観を見つめ直すことが今後必要になるとの指摘があった。