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2024年度

2024.07.02

メンバーシップ部会を開催

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 6月19日(水)、EX-Fusionの松尾一輝CEO代表取締役を講師に迎え、「レーザーフュージョンエネルギーの実現に向けて」と題したメンバーシップ部会を実施した。
 講師は、フュージョン(核融合)エネルギーについて、燃料の重水素が海水中に豊富に存在すること、核融合反応において高レベル放射性廃棄物が生成されないことなどをあげ、その安全性や持続可能性を示した。一方、商用炉実現化に向けてはエネルギーの変換効率向上や核融合の特性をふまえた法整備が課題であると説明した。
 また、燃料の球を強力なレーザーで圧縮・加熱し、瞬間的な核融合反応を繰り返すことによって発電する「レーザーフュージョン」は、核融合方式のなかで唯一エネルギー純増に成功しており、今後は海水の淡水化や宇宙ゴミの除去などへの産業応用も期待できると述べた。