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2024年度
2024.08.20
労働情報講演会
7月30日(火)、弁護士法人淀屋橋・山上合同の渡邊徹弁護士を講師に迎え、「昨今の重要判例の解説と企業の対応について」と題した労働情報講演会を開催した。
講演では、人事労務分野の3件の最高裁判決を取りあげ、事業場外みなし労働制度や職種限定社員に対する配転命令の有効性、定年後再雇用者の基本給・賞与等の労働条件格差について、過去の判例や地方裁判所の判断などの紹介とともに、現段階で企業が留意すべき点について説明が行われた。
講師は、定年後再雇用者の基本給・賞与等の労働条件に関しては、企業において「職務内容もしくは人材活用の仕組みを変えることが重要である」と述べた。また、同一労働同一賃金の遵守の徹底に向け、都道府県労働局との連携により、労働基準監督署の定期指導のもとで事実確認を行う運用となっているため、実務上の注意が必要であると喚起した。