NEWS FILE
2024年度
2024.09.24
メンバーシップ部会を開催
9月9日(月)、産業医科大学の神代雅晴名誉教授を講師に迎え、「高年齢労働対策~働くことと長くつきあうことができる高齢者づくり~」と題したメンバーシップ部会を開催した。
講演では、2040年問題への対応について、高齢者の労働適応能力の向上に加え、労働寿命の延伸をはかることが急務であるとの説明があった。
具体的には、食・運動習慣の形成やワーク・ライフ・バランスの確立など、エイジマネジメントに基づく健康資源の確保や、転倒・転落・墜落の防止などによる職場環境の改善、与えられた職務と職務能力とのミスマッチを防ぐための企業内部での労働適応能力評価指標づくり等があげられた。また講師は、行政による標準的な労働適応能力の評価設定が進むことで、高齢者の労働市場の流動化も期待できると述べた。