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2025年度
2025.04.08
国際課税に関する講演会

3月25日(火)、経済財政委員会では、財務省主税局参事官の小多章裕氏を講師に迎え、「国際課税を巡る最近の状況―令和7年度税制改正を中心に―」と題した講演会を大商とともに開催した。
講師は、経済のデジタル化に伴う課税上の課題や、OECDとG20が中心となって議論を進めている国際課税ルールの最新状況を示した上で、「グローバル・ミニマム課税」への対応などを含む令和7年度税制改正について説明した。
また、超富裕層への課税等をめぐる国際租税協力に関し、G20や国連での議論に触れつつ、先進国と途上国との考え方の相違をいかに調整していくかが重要であると指摘した。
その後の質疑応答で、「国際課税制度は複雑になりがちだが、当局としては公平・中立・簡素な制度構築を進めていきたい」と述べた。