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2007年度
関西広域連合(仮称)第1次骨格案まとまる
関経連を含む関西の経済団体のトップや2府7県4政令市の首長等が出席しました。会議では関西広域連合(仮称)の第1次骨格案が示され、関西発の分権改革の推進について活発な議論が行われました。
7月頃に予定する次回本部会議において、広域連合の設置に関する基本合意を行い、設置に向けた詳細検討に移行することをめざすなどを申し合わせました。設置当初に処理する事務は、「広域防災」「広域観光・文化振興」「広域産業・科学技術振興」及び「資格試験・免許等」を有力な候補として今後さらに精査することとなり、組織や財政なども含めて次回会議までに最終骨格案をとりまとめることになりました。
第25回 東経連・関経連 経済懇談会
3月21日(金)、「地域を生かす競争力強化と豊かな広域圏の創造」を基本テーマに、東北経済連合会との経済懇談会を開催した。参加者は両経連の会長、副会長、常任理事ほか、計27名。 両地域の強みを活かした産業競争力の強化、魅力の創出による地域づくり、地方分権改革・広域連携の推進について、両経連の代表者から各々の取り組みや今後の展望に関する意見発表を行った後、意見交換した。 その結果、新産業創出等産業力強化における相互協力、関空等のインフラを生かした国際物流や広域観光等における協力、分権推進に関する情報交換について、今後連携して取り組むこととなった。
シンポジウム「関西からの発信」開催
シンポジウム関西からの発信「日本、アジアの活力が生きる舞台へ」を関西社会経済研究所、読売新聞大阪本社と共催しました。
パネルディスカッションには、パネリストとして、石倉 洋子・一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授、中村邦夫・松下電器産業株式会社会長・地方制度調査会会長、武者陵司・ドイツ証券副会長兼チーフ・インベストメント・オフィサー、下妻博・関西経済連合会会長・関西社会経済研究所会長が、コーディネータとして本間正明・近畿大学世界経済研究所教授・関西社会経済研究所所長が参加しました。討議では、中村・松下電器産業会長が、今後予想される世界的な水不足や環境問題に日本の技術力が活用できると指摘し、「日本にしかない技術を徹底して伸ばすことが重要」と話しました。なお、このパネルディスカッションの模様は、後日、掲載予定です。
国際物流戦略チーム第四回本部会合を開催
3月7日(金)、グランキューブ大阪で、関西の産学官で構成する国際物流戦略チーム本部会合が開催されました。同チームは、陸海空の総合的な物流機能強化の取り組みを通じ、関西経済の活性化を目指しています。本部長の下妻関経連会長による開会挨拶の後、昨今の取り組み状況が報告されました。一開港化をはじめとする大阪湾諸港の整備により、大阪湾臨海部に企業立地が増加していることや関西国際空港と上海間の深夜早朝便を活用した社会実験が定期路線化し、関空の二期島にも国際貨物地区が拡大しつつあること等、同チームの産業競争力強化等への効果・成果の検証も行われました。今後も、道路ネットワークのミッシングリンク解消等、関西の物流機能強化に向けて取り組んでいく施策について、幹事会で具体的に検討し、同チームの関係者が協力して取り組んでいくことが確認されました。本部会合後は、同会場で国際物流シンポジウムも行われました。
歴史街道視察会を開催
3月6日(木)、歴史街道推進協議会(会長兼理事長:山口昌紀関経連副会長・近畿日本鉄道会長)との共催により、文化・観光委員会「京都・宇治地区」歴史街道視察会を開催しました。平等院にて神居文彰住職による法話後、鳳翔館で平等院の国宝を見学しました。続いて、市営茶室(対鳳庵)でお点前をいただいた後、源氏物語宇治十帖ゆかりの地を散策、宇治神社・宇治上神社を拝観しました。源氏物語ミュージアムの館内見学後、西山恵子・宇治市源氏物語ミュージアム学芸員から「源氏物語と宇治十帖」と題する講話を頂きました。
次世代ロボ、新たに5プロジェクトを追加!
3月3日(月)、関西次世代ロボット推進会議(事務局:関経連)は第6回本会議を開催。推進会議は、関西をロボットの国際的産業創造拠点にすることを目的に、2003年4月に産学官の代表により設立された。本会議では、2007年度の活動を報告するとともに、今年3月末までの5年間であった当初の設置期限を2013年まで延長することを決めた。また、同日付で秋山関経連相談役から下妻関経連会長へと議長を交代した。今回、新たに5プロジェクトを追加し、事業化を目指す推進プロジェクトは合計38件になった。推進プロジェクトの多くが、研究開発や実証実験から製品化・実用化へ移ろうかというステージの変わり目を迎え、事業化を見据えた社会フィールド実証実験をこれからも継続するとともに、重点プロジェクトの推進や協働プラットフォームによる活動を通じて、関西が次世代ロボット産業を今後もリードしていけるよう取組みを進めていく。
橋下大阪府知事へ府政について要望
2月6日、「大阪新府政に望む」と題する要望をとりまとめ、橋下知事に建議いたしました。要望では、元気で強い大阪の実現に向け、大阪府の成長戦略と工程表を早急に取りまとめ、その実現に全力をあげることを求めています。具体的には、(1)企業を地域経済の成長エンジンと位置づけ、強い産業を実現すること、(2)世界・アジアの活力を呼び込むためのインフラ等の整備、(3)行財政改革の断行、(4)住みよい、魅力的なまちづくりの実現、(5)広域的課題に向けたリーダーシップの発揮、を重点課題として掲げました。橋下知事からは、「府の事業については費用対効果の観点から精査していく、関経連からは課題解決に向けた具体策を提示していただきたい」との発言がありました。
関経連アセアン使節団を派遣
2月18日(月)から23日(土)まで、下妻会長を団長、松下副会長・国際委員長を副団長に、総勢32名の使節団がインドネシアのジャカルタ、タイのバンコクを訪問した。 インドネシアでは、カッラ副大統領をはじめ経済閣僚数名と懇談し、インドネシアにおける更なる投資環境整備や、LNGなどエネルギーの日本への安定供給などを要望した。また、2009年の関経連アセアン経営研修30周年の記念事業をインドネシアで開催するための協力を依頼した。 タイにおいては、新政権発足後、海外からの最初の経済使節団となった。サマック首相に対して政治・社会の安定化を要請したほか、タイにおける開放経済政策の継続と、投資環境の更なる整備を要請し、さらに甘利経済産業大臣の親書をミンクワン副首相兼商業大臣に手交した。またツーリズムや研究開発など新たな分野での関西とタイの交流強化促進についても意見交換を行った。
第46回関西財界セミナー、京都で開催
2月7日(木)~8日(金)の2日間、関西経済同友会との共催により、「自立への覚悟―活力あふれる未来をめざして―」をメインテーマに開催しました。参加者は約600名。 初日は、下妻関経連会長による主催者問題提起に続き、竹中平蔵・慶應義塾大学教授、山田啓二・京都府知事、野村明雄・大阪商工会議所会頭、齊藤紀彦・関西経済同友会代表幹事によるパネル・ディスカッションが行われました。 その後、2日間にわたり、地球環境問題や、アジアとの共生、コンバージェンス型産業の創出、企業倫理などに関する7つの分科会において活発な議論が展開されました。2日目午後には、茂木健一郎・ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャーによる特別講演が行われた後、最後に、「環境・エネルギー技術のさらなる開発・普及」、「関西広域連合の早期実現」など5項目からなる宣言を採択しました。
2008年年頭会員懇親パーティーを開催
1月9日(水)、帝国ホテル大阪3階「エンパイアルーム」にて、2008年の年頭にあたって会員懇親パーティーを開催し、約300名が参加しました。 まず、下妻会長から年頭にあたってのご挨拶があり、続いて、ご参会いただいた子年生まれ19名の方々へ、下妻会長から縁起物の住吉大社の守護矢を舞台壇上にて贈呈しました。その後、子年生まれを代表して、清瀧監事(池田銀行 相談役)が乾杯のご発声を行い、引き続き歓談しました。