導入理由
- さらなる女性活躍を推進するため。
- 女性に多いと言われるインポスター症候群(過小評価バイアス)を払拭し、自信を持って上位職への挑戦や自律的なキャリア構築につなげてもらうため。
対象者
メンター:支店長クラスの女性職員
メンティ:課長クラスの女性職員
※メンター、メンティとも人事部が選定
内容
- 女性支店長をメンター、他店の女性課長をメンティとし、約半年間、月に1回面談を行う育成プログラム。面談の日時や場所はメンター・メンティ間で調整。
- 上記面談の他、外部講師による研修やキャリアコンサルティング面談も実施。受講者自身のキャリア形成だけでなく、より効果的なメンタリングにつなげるための指導や助言を行うもの。
- 心理的安全性を担保するため、メンター・メンティ同士の面談内容や外部講師との面談内容については報告を受けない仕組みとしている。
- メンティに対しては、期中に他のメンティや先輩メンティとの交流の場を設け、将来像についてより本格的に考えてもらう機会としている。
- プログラムの最後には、メンター・メンティが一同に集まり、メンティが本プログラムを経て描いた「自身のキャリア」について発表・宣言する場を設け、前向きな気持ちで修了する。
効果
- 2017年度から本プログラムをスタートし、2023年度までに受講したメンティ42名のうち23名(54.7%)が参加当時より昇格し活躍している。
- また、そのうち8名が、その後メンターとしてプログラムに参加し、後進の育成につながる好循環となっている。
利用者の声
【メンター】
- 面談回数を重ねるごとにメンティの変化を感じることができ、とても嬉しく感じた。
- 自分自身が同じ立場であった頃の気持ちを思い出しながら、メンティの悩みや視点を客観的に見て、一緒に考えることができた。その気づきを自店のマネジメントにも活かしたい。
【メンティ】
- 今まで自分が考えていることや取り組んでいることをここまで具体的に誰かに聞いていただく機会が無かった中で、聞いていただいた上でアドバイスをしていただいたり、ほめていただけたことが自信につながった。
- ペア制なので話しやすく、自分のために考えて助言してもらえるのはとてもありがたく感じた。自分の今後について漠然と不安を抱えていたが、今何に取り組むべきなのか見えてきたことが良かった。
- メンターが他店の支店長だからこそ、第三者目線での意見を頂けたり、気軽に相談できる環境だったと思う。