導入理由
運送業界では、ドライバーそれぞれに担当する配送ルートがあり、それを他ドライバーがすぐに覚えることは困難な上、他ドライバーが配送ルートを覚えるために、トラック1台につき2人乗ってしまうと、動かせないトラックが出てきて仕事が残ってしまうため、誰かが急遽休むとなった場合でも周囲がカバーする体制が構築できておらず、事情があってもドライバーが当日欠勤しづらい企業が多い。
しかし自社では、子供のいる女性や高齢の方など、様々な社員がドライバーとして働いていることもあり、ドライバーがそれぞれの事情に合わせて働けるよう、体制の構築やシフトの調整を行っている。
内容
- 子供の病気や本人の体調不良等でドライバーが当日欠勤せざるを得なくなった場合に、周囲がカバーできるよう体制を構築。
- 具体的には、5、6人で一つのチームを構成して、チームごとにリーダーとして主任を1人配置。主任が担当する配送ルートの負担を軽くして、代わりにチームメンバー全ての配送ルートを主任が覚えるようにしている。主任の上に複数チームを担当する係長を配置し、係長は何人かの主任が受け持つルートを覚える。さらに係長の上に課長を置き、課長は何人かの係長が受け持つルートを覚える。
- シフトを組む段階で本人の希望を聞き、調整をしている。例えば、保育園に子供の送り迎えをしなければならない社員には、その時間に合わせて始業時刻、終業時刻を設定し、仕事を割り振っている。
効果
シングルマザーなど多様な人材を採用し、活躍してもらえるようになった。
周囲がカバーできるため、ドライバーの急な休みにも対応できるようになった。
それぞれのドライバーの事情に合わせた働き方をしてもらえるようになった。
社員の声
働き方を選べる会社だと思う。都合に合わせ、土日に休みももらえているので子供と過ごせる時間が増えた。
【ご参考】会社公式Youtubeチャンネル