導入理由
女性活躍を推進する中で、女性自身と上司のアンコンシャスバイアスが強いことが課題としてあった。女性は、女性が育児をメインで担わなければいけないというバイアスを抱いていることが多く、一方上司は、結婚したばかりの女性に海外出向させるのは忍びないと打診をしない、子育てが大変だからと軽めの仕事を渡す等しているケースが散見されていた。
こうしたアンコンシャスバイアスに気づいてもらうきっかけとして導入し、現在は性別にかかわらず仕事と育児を両立しながらキャリアを描くノウハウやマインドセットを醸成する機会として対象者を拡大。
対象者
- 長期の育児休暇から復帰した社員(男女)
- 社内にパートナーがいる場合はパートナー
- それぞれの上司
内容
- 復帰者とパートナーに仕事と育児を両立するコツを伝えるとともに、長期的なキャリアプランを考える機会を提供。
- 復帰者とパートナーだけでなく、上司にとっても、多様なメンバーを束ねるチームマネジメントのあり方を考える機会として、それぞれの上司も加えて復帰者や上司のロールモデルの話を聞き、マネジメントを見直す機会をつくっている。
利用者数
2024年度は、育休復帰者、パートナー、上司含め計133名が参加。
受講者の声
- 自分のキャリアを振り返り、自分が何に興味を持って働いてきたか、大事にしていたかを見直すことができた。
- 自分がどのような価値観をもって仕事をしてきたか、また復帰してからも変わらず同じ価値観をもっていると気づき、未来を考えることにつながった。
- 自分の仕事に対しての強みというのを改めて気付く事ができ、育児と仕事を両立している仲間が頑張っていることも身近に感じられた。