導入理由
キリングループでは2019年に長期経営構想「キリングループ・ビジョン2027」(KV2027)を策定して「世界のCSV※1先進企業となる」ことを目指している。世界のCSV先進企業となるためのドライバーは「多様性」であり、“One KIRIN Values”に「多様性」(Diversity)を追加すべきではないか、との声が社員から挙がったことから追加。
※1…Creating Shared Value 社会と共有できる価値の創造
内容
- 長期経営構想「キリングループ・ビジョン2027」(KV2027)の中で「イノベーションを実現する組織能力」の1つとして「多様な人材と挑戦する風土」を掲げると共に、グループ共通の価値観“One Kirin Values”に、従来の「熱意」(Passion)、「誠意」(Integrity)に加え、「多様性」(Diversity)」を追加。

- これに基づき、重要成果指標(非財務目標)として「多様な人財と挑戦する風土」に関するスコアを指標化。「多様な人財と挑戦する風土」に関する指標を業績目標に組み込んでいる。従業員エンゲージメント調査の結果も重要成果指標の非財務目標として設定している。
- 社員に対して熱意・誠意や多様性に係る行動評価を実施。
- ミドルリーダー(経営職・チームリーダークラス)に対し、新任時に多様性理解浸透を目的とし、多様性を活かしたマネジメントを学ぶための研修を実施。
- 役員から従業員に対して、定期的に多様性理解の研修を実施。
- 新入社員に対しても多様性理解に関する研修を実施。
効果
全社的に多様性が重要との理解が浸透した。