AI・IoT等先端技術と課題解決

労働力不足への対策や職場環境の改善・労働時間抑制の対策として、企業には生産性向上の取組みが求められています。
AI・IoT等先端技術の活用は、課題解決において多くの効果をもたらすとともに、ビジネス環境の激しい変化に対応し、競争力を向上する取組みとして有効です。

課題 想定される効果
業務効率化
  • 作業時間・労働時間の短縮
  • 工数の削減
技能伝承・脱属人化
  • 経験や勘の形式知化
  • 従業員のスキルアップ
設備稼働率向上
  • 設備停止時間の短縮
  • 設備の無人運転化
ミス削減・不良率低減
  • 作業ミスの削減
  • 不良発生率の低減
品質向上
  • 高品質化
  • ブランド力の強化
コスト削減(設備・運用)
  • 設備投資費用の削減
  • 設備・工具等の寿命延長
  • ペーパーレス化(紙保管コスト削減)
  • エネルギーマネジメント
安全性向上
身体的負担軽減
  • 重機との接触防止、不安全行動抑制
  • 従業員の継続的な健康管理
  • 身体的負担の大きい作業の機械化
ビジネスプロセス改善
  • 在庫棚卸精度向上、発注精度向上
  • 適正費用の算出、適正売価の設定
  • 他社との連携(マッチング・共同受発注等)
  • 顧客情報のリッチ化
ユーザー利便性向上
  • ユーザー利便性・快適性の向上
  • ユーザ体験・価値の提供

DXの実現に向けて

DX(デジタル・トランスフォーメーション)は、AI・IoT等のデジタル技術やデータを駆使し、一部作業の効率化にとどまらず、
組織や業務、ビジネスモデルを大胆に変革していくという概念を指します。
より便利な社会づくり、ビジネス環境の激しい変化への対応や国際競争力強化といった観点からDX推進は重要です。

DXを通じて目指す姿

  • 顧客や社会のニーズや課題をとらえ、利用者に魅力ある豊かな価値をもたらす。
  • 競争上の優位性を確立するとともに、環境変化への対応力を身につける。

DXモデルケースの例

※IPA「IT人材白書2017」を参考に関経連作成 

DX実現に向けた取り組み例

本事例集では、DX実現に向けた取り組みとして、各事例を3種類に分類して紹介しております。
(事例ページ「絞り込み機能」よりご確認いただけます。)

アナログ情報・手作業
のデジタル化

【例】

  • アナログ情報をデータ化し、活用
    (手書き帳票のデータ記録など)
  • 手作業をデジタル技術で代替
    (検査のロボット化など)

プロセス・ビジネスフロー
の改善・改革

【例】

  • データを活用した分析・予測
    (売り上げ予測に基づく発注など)
  • データを活用した生産計画や
    問題箇所の特定

ビジネスモデルの変革を伴う
豊かな価値の提供

【例】

  • ビジネスモデルの変革
  • 他業種サービス・製品の提供など
  • 新たな価値、体験の提供