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2018年度
パリにてジャポニスム2018に参加
10月22日(月)、当会の松本正義会長らは、フランス・パリで開催された日仏交流160周年を記念する文化交流イベント「ジャポニスム2018」において、日本の祭りを紹介するプログラムに参加した。
当日は、春日大社(奈良市)の摂社である若宮神社の祭礼「春日若宮おん祭」における主要行事「お渡り式」の行列などを披露した。「日使(ひのつかい)」の経験者である松本会長など関西経済界の関係者らをはじめ約100人が行列を作り、時代装束姿で会場内を練り歩いた。
イベント後にはレセプション「奈良・関西の夕べ」を当会と奈良県で共催し、関西の文化や2025年の国際博覧会の魅力についてPRした。
関西健康・医療創生会議シンポジウムを開催
10月30日(火)、関西健康・医療創生会議は、「健康長寿のためのライフコースデータの重要性」をテーマとするシンポジウムを神戸市内で開催、約250名が参加した。
開会挨拶では、創生会議の井村裕夫議長より、創生会議の活動目的や本シンポジウムの狙いが、また、関西広域連合の井戸敏三連合長より、創生会議を通じた関西広域における健康・医療分野での連携の重要性がそれぞれ述べられた。
基調講演では、スタンフォード大学医学部の西野精治教授より、睡眠の重要さや睡眠が健康に及ぼす影響などについての発表があった。そのほか一般講演では、神戸市による健康寿命の延伸に向けた取り組みなど、自治体や企業が行う健康・医療分野の事業が紹介された。
関西高速道路ネットワーク推進協議会 要望活動を実施
10月30日(火)、関西高速道路ネットワーク推進協議会の松本正義代表(関経連会長)、荒井正吾 奈良県知事、久元喜造 神戸市長、植野康夫 奈良商工会議所会頭らは、大塚高司 国土交通副大臣、岡本薫明 財務事務次官、萩生田光一 自民党幹事長代行、北側一雄 公明党副代表らに対し、要望活動を行った。
要望活動では、関西の環状道路ネットワークの早期完成をめざし、大阪湾岸道路西伸部や淀川左岸線延伸部、大和北道路といった事業化済みの区間への継続的な予算確保などを求めた。
大塚副大臣からは「2019年のG20サミットや2025年の大阪・関西万博を見据え、早期完成に向けて整備を進めてまいりたい」との発言があった。
当会では引き続き、関西の高速道路ミッシングリンクの解消に向けて取り組んでいく。
「独占禁止法の適正手続に関する意見」を発表
10月24日(水)、「独占禁止法の適正手続に関する意見」を中部経済連合会と連名で取りまとめ、同日付で政府・与党に建議した。
公正取引委員会では現在、独占禁止法の改正に向け、違反事業者に対する裁量型課徴金制度の導入や手続の保障について検討が進められている。
当会はこれまでも、公正で自由な競争環境を確保するためには、独占禁止法における適正手続の保障や運用の透明性等が確保されることが重要であると主張してきた。今回の意見書では、競争政策に対する基本的な考えをあらためて示すとともに、特に認められるべき基本的な権利に焦点を当て、「依頼者・弁護士間通信秘密保護制度」の導入等を求めた。
フランス・パリにて万博誘致フォーラムに出席
10月9日(火)、当会の松本正義会長は、吉村洋文 大阪市長や尾崎裕 大商会頭らとともに、2025年万博の大阪・関西誘致に向けてパリで開催された「万博誘致フォーラム」に出席した。
フォーラムでは博覧会国際事務局(BIE)の加盟各国に対し、日本万博が世界にとってメリットのあるものであることや、開催地としての大阪・関西の適性についてあらためてPRを行った。松本会長はフォーラムの終了後、「最後まで油断しないことが大切だ。残り1カ月、全力を尽くす」とコメントした。(イベントの詳細についてはこちら【経済産業省HP】。)
モノづくり人材の育成・再教育に資する実践的プログラム「金属・材料工学」を開講
10月3日(水)、大阪ベイエリア金属系新素材コンソーシアム等とともに、モノづくり人材の育成・再教育に資する実践的プログラム「金属・材料工学」を開講した。7回目となる今年は、内容の充実をはかるべく、材料開発にビッグデータ解析やAI技術などを活用する「マテリアルズ・インフォマティクス」の講義や、大阪大学の先端技術施設の見学会を新たに実施する予定である。
当会の牧村実科学技術・イノベーション委員長は開講式で、「金属・材料工学」における製造技術などのノウハウは、他の材料分野にも還元でき、現在の社会基盤を支えているものであるとして、「これを習得した人材を育成・確保することが産業競争力の強化につながると確信している。産学官の垣根を越えて親交を深め、関西の発展に寄与してほしい」と期待を述べた。
「今後の税制改革に向けた提言」を発表
9月28日(金)、「今後の税制改革に向けた提言 ~財政健全化と経済成長の両立のために~」を取りまとめ、公表した。
今回の提言では、財政健全化と経済成長を両立させるといった税財政に関する当会の基本的な考え方を示した上で、今後の税制改革に向け、来年度改正を見据えた項目と中長期的に検討が必要な項目を整理し、要望項目をまとめた。主な要望として、来年10月の消費税率10%への確実な引き上げ、研究開発税制の拡充などイノベーションの創出につながる税制の整備、防災・減災対策など国土強靭化につながる税制の創設を求めている。また、リカレント教育など企業の人材育成につながる税制の整備や、意志ある個人の資産を社会還元するための寄附税制の拡充なども新たに盛り込んだ。
今後、政府・与党などに対し、要望活動を実施していく。
黒田日本銀行総裁との懇談会を開催
9月25日(火)、大商、関西経済同友会、大阪銀行協会とともに、黒田東彦 日本銀行総裁との懇談会を開催した。
松本正義 関経連会長は、米中貿易摩擦によって経済に変調をきたすことへの懸念を表明した上で、わが国が国際社会でリーダーシップを発揮できるよう、政府との緊密な連携を日銀に求めた。
また、佐藤廣士 関経連副会長は、今年7月に取りまとめた「関西スポーツ振興ビジョン」をふまえ、成長産業として伸びしろのあるスポーツ分野への投資拡大に向け、政府の成長戦略と一体となった金融政策の適切な運営を要望した。
黒田総裁は、「世界の保護主義的な動きが金融市場の不安定化につながらないよう、各国間で議論を続けることが不可欠」と述べたほか、2%の物価安定目標の達成に向けた日銀の姿勢に変わりがない点を強調した。
観光戦略実行推進会議に出席
9月21日(金)、関西観光本部の松本正義理事長(関経連会長)は、首相官邸で開催された観光戦略実行推進会議に出席し、台風21号による関西におけるインバウンドへの影響と今後の取り組みについて説明した。松本理事長は、関西国際空港の機能が回復していることや、観光地が被害を受けていないことなどを、関係者が一体となり強力にPRすることで、インバウンド回復に努めていくと決意を述べた。また、関西国際空港の被災から復旧までの過程を紹介するPR動画の制作・公開をはじめとする各種取り組みを報告した。
関空復旧までのPR動画
「『関空、驚異の復旧』の全貌/Welcome! KANSAI,Japan.」
URL http://welcomekansai.net/
<企画制作> 関西観光本部
アジアパシフィックマスターズゲームズ2018ペナン大会を視察
9月8日(土)~9日(日)、松本正義 関経連会長と井戸敏三 関西広域連合長は、2021年に関西広域で開催されるワールドマスターズゲームズ(WMG)2021関西大会の組織委員会会長として、マレーシア・ペナン島で開催された第1回アジアパシフィックマスターズゲームズ(APMG)2018ペナン大会を視察した。
両会長は、開会式に出席するとともに、開会式会場に設けられた特設ブースにおいて、今大会の参加者らに対してWMG2021関西大会への参加を呼びかけた。また競技視察として、水泳をはじめ、卓球、テコンドー、陸上、バドミントンの各会場を訪れた。
今回の視察は、来る2021年のWMG関西大会に向けた開催準備を進めていく上で、有益なものとなった。