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2016年度
「関西国際観光推進本部」設立
3月24日(木)、関西の官民が一体となって、外国人旅行者の誘致を推進するための母体となる「関西国際観光推進本部」が設立された。
本組織には、関西の自治体、経済団体、業界団体・事業者、観光推進団体など52団体に加え、オブザーバーとして国の出先機関など8団体が参画。本部長には井戸敏三・関西広域連合長と森詳介・関経連会長、本部長代行には山田啓二・関西広域連合委員と角和夫・関経連副会長が就任した。
今後、関西へのさらなる誘客に向けた指針と行動計画を策定するとともに、広域観光周遊ルート形成促進事業「美の伝説」や訪日外国人旅行者向け関西統一交通パス「KANSAI ONE PASS」事業、無料Wi-Fiの整備といったプロジェクトを推進する。あわせて、本組織が強いリーダーシップを発揮し、より実効性の高い体制となるよう、検討を進める。
「国際物流戦略チーム」第12回本部会合を開催
3月22日(火)、陸・海・空にわたる国際物流の活性化に向けて産学官で取り組む「国際物流戦略チーム」(本部長:森詳介関経連会長)は、第12回本部会合を開催した。冒頭に、幹事会の座長を務める黒田勝彦・神戸大学名誉教授より、国際物流に関する最近の動きや今年度の国際物流戦略チームの取り組みについて報告が行われた。
続いて、これまでの「阪神港利用促進プロジェクト」および「関空物流ニュービジネスモデル」認定事業を統合し、今年度より創設した陸・海・空すべての国際物流サービスを対象とした「関西総合物流活性化モデル」の認定結果報告と、認定5事業者による事業紹介が行われた。
最後に、今後2年間の活動を取りまとめるとともに、国際物流の効率化をより一層進めていくための検討の場として、「取組検討分科会」を設置することを確認した。
「けいはんな学研都市新たな都市創造委員会」第3回総会開催
3月18日(金)、関西文化学術研究都市推進機構、国土交通省、京都府、大阪府、奈良県などとともに、「けいはんな学研都市新たな都市創造委員会」(委員長:山極壽一京都大学総長)第3回総会を開催し、2016年度からのおおむね10年間でめざすべき、けいはんな学研都市の次期推進計画「新たな都市創造プラン」を採択した。
プランでは、けいはんな学研都市がこの30年で達成してきたことをふまえ、都市に集積した多様な主体がお互いの強みを活用し合うネットワークを構築し、グローバルレベルでオープンイノベーションを推進するとともに、国内外への情報発信を強化するとしている。また、本プランの実現に向けて、「けいはんな学研都市新たな都市創造会議」が4月1日に設置されることとなった。
山極委員長は、「産学官と住が一体となり、日本の科学技術・文化を世界に発信するショーケースとなる都市をめざす」と抱負を述べた。