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2024年度
第13回「全国組込み産業フォーラム」を開催
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11月22日(金)、組込みシステム産業振興機構とともに、第13回「全国組込み産業フォーラム」を開催、全国各地域から8団体計50名が参加した。本フォーラムは、組込み・IoT産業の振興に向け、地域・業種の垣根を超えた新たな共創の創出をめざす場として開催している。
当日は、組込みシステム産業やDXにおける最新事例、課題等を共有した。また、主催者あいさつでは、組込みシステム産業振興機構の中谷太郎副理事長が「地域を超えた団体間の連携をさらに加速させ、新たな共同研究やビジネスの創出につなげていきたい」と意気込みを語った。
DX委員会講演会
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11月20日(水)、DX委員会では、デジタル庁戦略・組織グループの冨安泰一郎統括官を講師に迎え、「デジタル社会の実現に向けた重点計画ついて」と題した講演会を開催した。
講演では、デジタル社会の実現をめざす上での重点課題や対応方針などについて解説が行われた。具体的な取り組みとして、個人や法人がデジタルで手続き等を完結できる仕組みの基盤整備や、マイナンバーカードに係る取り組みの強化・加速、アナログ規制の見直し、システム最適化によるデジタル・ガバメントの強化などがあげられた。
また、防災DXについても言及があり、防災分野でのデータ連携基盤の構築や、避難者支援業務に関する実証事業について説明された。
トップアスリート育成事業によるアーチェリー教室
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11月16日(土)、神戸市の甲南高等学校・中学校にて、堀場製作所所属のアーチェリー選手である林勇気選手および安久詩乃選手を講師に迎え、アーチェリー教室を実施した。
本事業は、企業に所属するトップアスリートがジュニアアスリートに指導・講話等を行うことで新たな気づきを提供し、ジュニアアスリートの成長と活躍を後押しすることを目的としている。
今回の教室は、甲南高等学校・中学校のアーチェリー部員35名が参加した。部員たちは、オリンピック出場経験を持つ選手からの指導や座談会を通じ、トップアスリートの技術を体験するとともに競技への理解を深めた。
「産業技術支援フェアin KANSAI 2024」を開催
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11月15日(金)、産業技術総合研究所、大阪産業技術研究所、関西圏の公設試験研究機関、大阪産業局、関西広域連合、大商、 関西経済同友会とともに「産業技術支援フェアin KANSAI 2024」を大阪産業創造館にて開催し、オンライン視聴を含む約400名が参加した。
本イベントでは、「ものづくり×『いのち輝く未来社会のデザイン』」をテーマに、「カーボンニュートラル」「情報・DX」「バイオエコノミー」「健康・ウエルネス」「ものづくり力向上」といった多様な分野のパネル展示や講演会等を実施した。
講演会では、国際電気通信基礎技術研究所の塩見昌裕氏を講師に迎え、「ソーシャルロボットとの密なインタラクションをデザインする」と題した講演を行った。また、パネル展示会場では、参加者と出展者が活発に交流する様子が見られた。
都市・観光・文化委員会講演会
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11月14日(木)、Saffron Brand Consultantsのジェイコブ・ベンブナンCEOおよび関西大学総合情報学部の徳山美津恵教授を講師に迎え、都市・観光・文化委員会講演会を開催した。
講演会では、ベンブナン氏による「プレイス・ブランディングの海外事例」についての講演の後、徳山氏による「瀬戸内をつくる:せとうちDMOによるブランド構築の挑戦」と題した講演が行われた。
その後、質疑応答および意見交換を行い、関西地域のブランディング構築に関して熱心な議論を交わした。
第3回関西水素産業交流ラウンジを開催
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11月14日(木)、関西で水素産業に携わる大企業と中堅・中小企業との技術マッチングをはかるイベント「第3回関西水素産業交流ラウンジ」を近畿経済産業局とともに開催、企業・団体・大学・自治体などから約200名が参加した。
はじめに、関西で水素産業をリードする企業5社が順次登壇し、水素事業に関する最新情報を紹介した上で、現在抱えている課題やニーズについて説明した。続いて、中小企業基盤整備機構が日本全国の中小企業と大手企業、海外企業をつなぐBtoBのビジネスマッチングサイト「ジェグテック」を紹介した。
その後の名刺交換会では、参加者同士で積極的な交流が行われた。
SDGsへの貢献につなげる関西マッチング会
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11月14日(木)、日本民間公益活動連携機構(JANPIA)とともに、関西を拠点に活動するNPO等と企業とのマッチング会を開催した。JANPIAは、休眠預金*を活用して社会課題を解決するNPO等と企業との連携を促進し、SDGsへの貢献につなげる活動を行っている。
当日は、NPO等による各団体の活動内容や企業に求める支援ニーズの紹介の後、NPO等と企業との対話会を実施した。対話会には地域の課題解決に貢献したい企業や、SDGsへの貢献をめざす企業など31社とNPO等20団体が参加し、新たな連携の可能性を協議する場となった。
*2009年1月1日以降の取引から10年以上取引のない預金等を指す
科学技術・産業振興委員会 川崎重工業岐阜・名古屋工場視察会
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11月13日(水)、科学技術・産業振興委員会では、川崎重工業岐阜・名古屋工場視察会を実施、牧村実委員長を含む計14名が参加した。
防衛省向け航空機や官民向けヘリコプター、宇宙関連製品などの生産・研究開発を行う川崎重工業岐阜工場では、代表取締役副社長執行役員の中谷浩氏からのあいさつの後、執行役員・航空宇宙システムカンパニーバイスプレジデントの石田正俊氏から航空宇宙事業に関する説明が行われた。その後、参加者は航空機の組み立て工場や修理工場を見学し、生産効率の向上に向けた取り組みなどについて紹介を受けた。
続いて、ボーイング社の旅客機の胴体部分等を製造する名古屋第一工場を訪れ、自動化された製造工程などを視察した。参加者からは、「航空機産業における業務効率化の工夫や、製造技術の進歩などを現場で視察することができ、勉強になった」などの声が上がった。
アスリート派遣事業による柔道教室
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11月9日(土)、北摂三田柔道クラブ主催により、神戸市の灘中学校・高等学校にて柔道教室が実施された。同教室は、当会のアスリート派遣事業に賛同する日本製鉄の協力により、日本製鉄柔道部を講師に招いて実現したものである。
北摂三田柔道クラブでは、トップアスリートによる指導を通じて子ども達に柔道の楽しさを体感してもらうことを目的に、当会のアスリート派遣事業を活用した取り組みを行っている。
当日は、神戸市および近隣市の小学生から高校生まで約130名が参加し、子ども達はトップアスリートの指導のもと、競技技術を学ぶとともに柔道を楽しんだ。
第8回女性のエンパワーメント交流会を開催
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11月8日(金)、女性のエンパワーメント交流会を開催、会員企業から女性の役員や部長など35名が参加した。小林充佳 西日本電信電話相談役を迎え、「Moon Shot ~変革のリーダーをめざして~」と題した講演の後、國井美和 D&I専門委員会副委員長のファシリテートのもと、質疑応答・意見交換を行った。
小林氏は、「『ときめいて、ひらめいて、きらめく』ことが重要だと社員に伝えてきた。"ときめき"によって良いアイディアが生まれ"ひらめき"、ひらめくと自身が輝き"きらめき"につながる。例えば、異動など新たなチャレンジに際しては不安もあるだろうが、新しい人やさまざまな考え方に出会える、良いことがあるに違いないとポジティブにとらえ、自分自身をときめかせることが重要。また、職場や部下も含めて、皆がときめくような環境をつくると、良い結果につながる」と述べた。
その後の意見交換で、小林氏はリーダーのあり方について「部下に任せ、失敗を許容できるか」「言うだけではなく、実行・実現できてこそ」と語った。